「あと1年、あと半年……」
1歳からとにかく大変だった長男を育てながら、
私はカレンダーをめくるように入園の日を心待ちにしていました。
先輩ママたちが口を揃えて言った
「幼稚園に入ったら楽になるよ」
という言葉だけを、暗闇の中の杖のようにして歩いてきたのです。
そして迎えた入園。
結論から言います。
本当に、本当に、楽になりました。
この記事では、
24時間一緒だった日々から解放された時の衝撃と、初めての行事で見せた長男の成長、
そして私が手に入れた「心の余裕」の正体
について綴ります。
この記事を読むことで、
- 「離れる時間」が親のメンタルに与える劇的な効果
- 園と家庭、それぞれの役割分担の考え方
- 大変な時期を乗り越えた先にある、感動の瞬間 を知ることができます。
今、限界を感じながら入園を待っているあなたの心が、少しでも軽くなりますように。
「楽さ」の正体は、物理的な距離。パァーっと晴れた視界
入園して一番大きく変わったこと。
それは「物理的に離れる時間ができた」ことでした。
それまでは24時間、365日、一瞬も気を抜けない密着状態。
それが日中だけでもプロ(先生)に預けられる。
たったそれだけで、私の目の前はパァーっと晴れ渡るような感覚がありました。
もちろん、園に行っている間も困り事はゼロではありません。
でも、受け止め方が180度変わりました。
なぜなら、「その場に私がいないから」です。
誤解を恐れずに言えば、私はこう考えるようになりました。
「園で起きたことは、園の先生と一緒に解決していく」
家でのフォローは欠かしませんが、その場で指導できない出来事に家で悩み続けても限界があります。
「私一人で抱え込まなくていい、一緒に見てくれるプロがいる」
その事実が、何よりの救いでした。
バス送迎という救世主と、「もしも」の想い
楽しそうに登園する長男の姿を見て、一瞬だけ
「保育園の方がのびのびできたかな」とよぎることもありました。
でも当時の私は、仕事を辞め、次の子のことも考えていた時期。
保活もしておらず、幼稚園という選択は我が家にとって現実的でベストな道でした。
特に、バスでの送迎は体力的にも精神的にも私を助けてくれました。
自分の足で、自分のタイミングで社会へ一歩踏み出していく息子の背中を見守れる時間は、
私にとっても必要な「区切り」だったのだと思います。
涙が止まらなかったお遊戯会。センターで踊るわが子の姿
忘れられないのは、初めてのお遊戯会です。
あんなに多動で、じっとしていられず、目が離せなかったあの子が、
お友達と手をつなぎ、静かに音楽を待っている……。
それだけで胸がいっぱいなのに、長男はまさかのセンター。
一生懸命に、でも楽しそうに踊る姿を見て、私の涙腺は崩壊しました。
終わる頃には嗚咽が止まらず、面識もなかった隣のママさんに肩を抱かれ、
背中をさすられながら会場を後にしたほどです。
あの日、あの体育館で流した涙は、
「これまでの苦労が、少しだけ報われた」
という安堵の涙でもありました。
結論:立ち止まってもいい。いつか必ず「楽になる日」はやってくる
「幼稚園に入れば楽になる」という言葉は、気休めではありませんでした。
もちろん特性が消えるわけではありません。
でも、「親の余裕」が生まれることで、子どもの捉え方が変わり、育児の景色がガラリと変わるのは事実です。
今、未就園児の育児に疲れ果て、「いつまでこれが続くの?」と絶望しているママへ。
カウントダウンしていい。誰かに預けることを心待ちにしていい。
離れる時間は、あなたが笑顔で「おかえり」と言うための、大切な準備期間です。
あなたが今、歯を食いしばって繋いでいるその手は、いつか必ずお友達と手を繋ぐための力に変わります。
※このブログでは、
発達グレーの長男との日常や、
ストレスを減らす工夫、
おでかけ・学習・家庭での試行錯誤を
等身大で書いていきます。
同じように悩んでいる方の、
少しでもヒントになれば嬉しいです。




