忘れられない、あのママの言葉
公園でよく会っていた、長男より1つ上の男の子のママ。
定型だけれど、とても活発で、正直かなり大変そうでした。
当時の公園では、幼稚園の情報交換で賑わっていたので、世間話の流れで
・どうして満3歳から入れられるのに、年少からにしたのか
・どうして、のびのび園を選んだのか
本当に、他意のない、よくある会話でした。
するとそのママは、少し考えてから、こんなことを言いました。
「小学校に上がったら、嫌でも勉強が始まるでしょ。のびのび過ごせるのなんて、今しかないと思ったから。」
その時、
「確かに……そうだよね……」
と、胸の奥が少しザワっと。
ただ、その場では、それ以上深く考えられませんでした。
長男が幼稚園に通っている間も、
この言葉は、年に1回くらい、ふと頭に浮かぶことがありました。
行事のあと。
参観日。
疲れ切って帰った日の夜。
「本当に、この選択で良かったのかな?」
そんなふうに、答えの出ない問いと一緒に。
次男が未就園児の頃、午前中はよく公園へ行っていました。
そこには近所の保育園の子たちもよく来ていて、時間も遊ぶ場所も、きっちり管理されている様子が見て取れます。
自由度で言えば、私と来ている次男の方が高かったと思います。
けど、次男が幼稚園に入った今。
椅子に座って、みんなと一緒に製作をしている次男がいる一方で、保育園の子たちは公園で思いきり遊んでいます。
その姿を想像したときにまた、あのママの言葉が頭をよぎりました。
ただ、幼稚園で
「座るのが当たり前」
「指示を聞くのが当たり前」
という環境で過ごしてきた長男は、じっと座るのが得意ではなくても、それを“そういうものだ”と受け止めています。
小学校に上がってからも、立ち歩いてウロウロすることはありませんでした。
どの選択が正解だったのかは、今でも分かりません。
余談ですが、長男が小学校に上がってから、この話を夫にしたことがあります。
すると夫は、
「もう選んでしまったし、卒園もした。今、座っていられるならそれでいい。今さら考えても仕方ないでしょ。次男なんて、考える間もなく強制的に同じ園だぞ😂」と。
それでも私は、幼稚園に通っていたあの頃も、今も、年に一度くらい、ふと思い出しては考えていました。
次男を見ている今も、時々この話を思い出します。
たぶん、これからも完全な答えは出ないのだと思います。